偏差値を最短で10上げるには?
偏差値を最短で10上げるには
偏差値を最短で上げるには、まず、勉強の方法を考える必要があります。時間戦略から、参考書、モチベーション維持まで、考えてみました。
小学生の場合は、読解力を上げる事が最短で偏差値を上げる事につながります。
目次 |
- 参考書は1冊にしろ
- 全ては、暗記と論理の問題
- 徹底的に基礎を学ぶ
※この記事は10分ほどで読めます。
1.自分の人生は自分で決断する
自分でやっている感
まず考える事が、精神力です「覚悟」「本気度」がいります。勉強ができるようになるには、なぜ学ぶのか?という理由が必要になります。
この気持ちがないと、「勉強をやらされている」「私の人生は不幸だ...」という感覚になってしまいます。
自分でやりたい「勉強したい」「勉強は面白い」となってこそ、長い受験を勝ち抜く事ができます。
どんなに良い勉強方法を知っていても、途中で挫折してしまったら意味がありません。
あきらめないためには、ゴールを設定しましょう。
親のような、「地域の人に感謝される医者」になる。など、明確なゴールを小さいうちに持ちましょう。何もない場合は、体験が圧倒的に不足しています。
こどもに多くの体験をさせて、「自分のやりたい事を見つける力」を育成しましょう。
自分のやりたい事がみつかったら、「どうしたらなれると思う?」と子供に聞き、コーチングしながら誘導していきましょう。
勉強に興味を持つようになったら、「点数」ではなく、「過程」を褒めるようにしてください。
「いつもがんばって勉強してたもんね」など、プロセスを褒めると、プロセスが好きになります。つまり、勉強をするプロセスに興味を持つようになります。
2.どのレベルを目指すのか?
親子で話し合う事が大事
次は、ゴールの設定です。
中学受験をする場合は、親が子供のレベルを決めるしかありません。小学4年生で、将来は弁護士になる!!という子は稀です。
多くの家庭では、親が主体となる必要があります。中学受験は「親の受験」と言われるのは、子供の自我が発達段階にある状態で、受験戦争に突入してしまうからです。
つまり、親の知性によって、子供の将来が大きく変わる...という事なのです。親子で話し合い、家庭の方針を決め、子供の性格にあった進学塾などを選びましょう。
もしあなたが、中学生なら、偏差値がどのくらいの高校に行くのか?を先に決めましょう。
偏差値60以上の高校にいくとします。
偏差値60というと,上位16%です。1学年100人の学校であれば,偏差値60の人の学年順位は16位です。
現状で自分の偏差値が52だとします。つまりギャップ数値は「8」です。
この偏差値「8」を埋めるために、効率的に学ぶと決めます。そして、到達に必要な時間を出していきます。
まずここがスタートラインになります。
合格ラインぎりぎりだと、危険なので、安全を見越し+10にしましょう。
偏差値を+10上げるには1000時間の勉強が必要と言われています。すると、1日に何時間勉強したらいいのか?が決まっていきます。
・ゴールを決める ・ギャップを知る ・必要な勉強時間を計算する |
3.細分化する
問題を細かくする
ゴールが決まったら、次は、勉強の計画です。
まず偏差値が52である原因を知る必要があります。「たぶん、基礎ができていませんが」
自分がどの分野に弱く、どの場面でミスをしているのか?客観的に数値化する必要があります。
・どの部分の、どの単元が出来ていないのか? ・なぜ出来ていないのか? ・どうしたら、出来るようになるのか? |
を徹底的に洗い出します。
この作業をするのに、塾や「家庭教師」などを活用しましょう。
どの基礎知識が抜けているのか?
どこを暗記できていないのか?について洗い出してください。
小学生の場合は、この部分は親がサポートする必要性があります。集団塾の場合、一人一人の子供の細かい部分までは見ていません。
親が何度も進捗をチェックするようにしましょう。
小学生の場合、自分が、何が分かっていないのか?について、理解する事ができません。
多くは、基礎が抜けているのに、問題と答えを暗記して、正解している場合が多いです。この場合は、危険です。応用問題が出ると、とたんにできなくなります。
基礎的な問題で正解できているのか?応用問題で間違えていないか?細かくチェックして、モレ、ダブリのないようにしておきましょう。
とにかく、弱点を放置しない事が、最も大事です。
塾に任せきりにしたい気持ちは分かりますが、塾の先生もヒマではありません。
あなたの子だけを特別に時間をかけてみてはいません。
進捗は親が必ずチェックするようにしましょう。過干渉になってもいけませんが、何もしないで放置すると、問題の原因が分からなくなります。
問題について知る
まず「暗記」を徹底する
全ての問題は、2種類に分類できます。
「暗記問題」と「論理問題」です。
暗記問題は、暗記していれば解ける問題です。時間をかければ、絶対に覚える事ができます。
まず、ここを徹底します。
とにかく、参考書1冊を反復して覚える事です。
完璧になるまでひたすら反復していきます。100%を目指してください。完璧です。
完璧になるまで、繰り返し繰り返し、ひたすらやります。
ここで99%人は脱落していきます。
これが、基礎力です。ここが完成すれば、ほとんど完成です。
論理問題には、人を活用しましょう。
先生は「なぜ?この答えになったのか?」と聞きます。
そして、生徒に答えさせましょう。
人間はだれかに質問されることで、脳が動き出します。
質問されることで、自分で考える力と論理的に表現する力が身に付きます。
円の円周率はなぜ3.14ですか?
円周率は、円周が直径に対して何倍かを表したものです。
図をみてください。なんとなく、3倍くらいですよね?
などなど、分かりやすく、表現出来る事が大事です。
分かりやすい他人に説明できない場合、それは暗記しているだけで、理解をしていません。
つまり、応用が効かなくなります。
他人に対して、言語化して説明する事で、表現力が身に付き、自分が何について分かっていないのか?について知る事ができます。
人に説明する力が身につくと、偏差値は上がっていきます。
一人で勉強する場合は、「解き方」と「答え」までの手順を書きましょう。
問題に対して、「答え」+「どうやって解いたのか?」を細かくかきます。
・なぜその答えになったのか? ・どうやって解くのか? ・どんな手順で解答するのか? |
特に数学、算数は、この暗記と論理的な思考の組み合わせです。
この辺りをしっかりと意識してください。
・暗記と論理がある ・暗記は、1冊をひたすらやる ・論理問題は、人に説明する |
時間を算出する
時間を見積る
ゴールが決まり、弱点が分かったら、次は、必要な勉強の「合計時間」を決めます。
受験というものは、詰まるところ、「勉強の質」×「自習時間」のゲームです。どんなに、先生の話を真面目に聞いても意味がありません。
自学自習した時間が長く、暗記力の良い人間が勝つゲームなのです。
そして、なんとなく学ぶ事をやめたらいいのです。
ちなみに、中学生の問題は、「基礎」が全てです。基礎をしっかりと出来るようになれば、恐ろしく効率的に勉強ができるようになります。
時間を算出する
高校生が偏差値を10上げるには
・理系で1300時間
・文系で1100時間
難関大学の合格には
・ 3,000~4,500時間
・早稲田:3,000H
・国立:4,000H
と言われています。今後、受験対策をする人が増えてくると、この時間はもっと増える可能性があります。
得勉強が出来るのは、平日と休日で変わってきます。
平日で5H、休日で10h勉強するとしましょう。
1ヶ月で200H勉強できます。
※東大にいくとなると1日9時間ほどの勉強が必要になります。
あとはこれを振り分けて、年間計画を立てるだけです。
中学生の場合は、
科目 |
合格までの総時間 |
1日の勉強時間 |
国語 |
300時間 |
0.5H |
数学 |
400時間 |
1H |
英語 |
320時間 |
1H |
社会 |
200時間 |
0.5H |
理科 |
400時間 |
1H |
これくらい最低限勉強をしておきましょう。
暗記と論理が入る、数学などは多めに勉強しておくとよいです。徹底的に、暗記をして、論理的に問題を解いていきます。
向き不向きがあると思いますので、人によっては、時間の配分が変わると思います。
この辺りの配分も、他人と一緒になって作ってみましょう。
・一日1時間ほど、1科目を勉強しておきましょう |
徹底的に基礎をやる
とにかく基礎
さて、次は勉強方法です。まず、参考書は絶対に1冊にしてください。
さらに基本を徹底的にやりましょう。
応用問題でなく、基礎です。
基本を徹底しましょう。
基礎です。何度も言います。基礎を徹底的にやるのです。
教科書レベルの問題を徹底的にやってください。
基礎をしっかりとやる事で、後で爆発的に伸びます。
基礎は、他の基礎と繋がっています。
確率計算の前に、掛け算と割り算があり、その前に足し算があります。チェーンのように全てが繋がっています。
・参考書は1冊で基礎をやる ・とにかく「基礎」 ・とにかく、基礎をやる |
1冊を徹底的に
1冊で良い
参考書は何冊もいりません。一分野、1冊にしてください。
シンプルですが、これが最強にききます。
1冊の参考書でいいので、完璧に仕上げてください。基礎を仕上げるのです。
1冊を決めたら、とにかく何度も仕上げてください。
これが勉強方法です。
なぜ、一冊でよいのか?ですが、一冊を極めると、「これは、あの問題に似ている・・・」と気が付くからです。
・参考書は1冊で基礎をやる ・とにかく「基礎」 ・暗記も完璧にする |
まとめ
部活と両立はできる
今回は偏差値を最短で上げる方法について考えてみました。
学校では、勉強の仕方について、論理的に教えてくれません。まず、このようにフレームワークをしっかりと覚えてから、戦略的に勉強をすることで、合格に向けて、大幅にショートカットできます。
何事も戦略を立ててから、戦術をすべきです。
もし、こどもの成績が伸びない・・・とお悩みなら、まず、勉強の方法についてを学んでみてください。
そこからが、全てのスタートです。
勉強はやみくもにやるのではなく、戦略的にやりましょう。
勉強時間については、正直なところ、多ければ多いに越したことはないと思います。
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暗記を効率的にしたい
効率よく暗記をするには?
何回勉強したらいいのか?
動機には「自発的」と「多発的」があります。
多発的なモチベーションは、他人の励まや管理を必要とします。自発的な目標を持つことで、自ら考えて動く人間になります。
自学自習の習慣をつけるには、まず自発的になる事が大事です。