教育格差という問題
日本の問題点について
日本の教育現場における問題点それは、「貧困と格差」です。教育格差はどんどん大きくなり、貧困は世代を超えて、病気のように伝染してしまいます。
今回は、なぜ「貧困」が世代間をまたぎ伝染するのか?と、いかに解決するのか?についてです。
要約 ・貧困は「自己肯定感」の低さ ・教育格差は、所得の格差 ・自己肯定感を上げる方法はある |
目次 |
教育格差と貧困
教育にお金がかかる時代に
教育格差と貧困は切っても切れない関係にあります。
現代で、東大に行くには、「私立の中高一貫校」に行く事が定石となっています。
小学校から受験をする、受験で合格をするために塾へ行く。集団授業よりも授業料が高い「個別指導」へ行く。
というように、どんどんお金がかかる方向に進んでいます。
子供の数は、41年間連続で、毎年25万人ほど減っていますが、昔よりも、教育にお金がかかる時代になっているのが現状です。
もちろん「東大」「早稲田」「慶応」にいったからと言って、良い人生が送れる保証はありません。
しかし、会社や人生を選ぶ選択肢は、難関大学に合格した人の方がはるかに広いのです。
社会に出ればわかりますが、「高卒」や「中卒」の人は仕事をさぼりやすく、怠け癖があるように感じます。
監視されていないと、働かない・・・人が多いイメージです。
実際には、「中卒」「高卒」で頑張っている人もいます。
しかし、圧倒的に多数の「高卒」「中卒」の人は、「難関大の大卒」に比べると、いい加減で不真面目な人に見えてしまいます。
今後、学歴が低い人ほど、貧困層になる確率が上がる社会になると予想されます。
・子供の数は、毎年25万人ほど減っている ・学費は増えている ・私立学校の合格者数が増えている |
学歴と貧困
貧困は連鎖する「やまい」
貧困層の年収は額面200万円、手取り163万円程度になります。シングルマザーである場合が多く、その多くが親にも頼れず、貧困から抜け出せずにいます。
内閣府の調べによると、親が低学歴の場合、貧困になる確率が高い。というデータがあります。
「父母のいずれも大学以上の学歴」だった場合の貧困率は3.9%
「父母のいずれかが、大学以上の学歴だった場合」の貧困率は6.4%。これでけでも1.5倍の数値です。
出典:日本財団
さらに、生活保護世帯の子供ほど、年齢が上がるごとに、「偏差値が低くなる」というデータも出ています。
圧倒的に偏差値が高いほど、貧困から抜け出る確率が上がります。
そして、偏差値が低いほど、将来、低収入になる確率が上がっていきます。
「親の学歴が低い」→「収入が低い」→「偏差値が低くなる」→「進学できない」というサイクルから抜け出せなくなる・・・というのが常識なのです。
そして、低学力のまま年齢が上がると、学力を高めることが難しくなってしまいます。
・貧困は連鎖する「やまい」 ・貧困状態の子供は10歳から学力が下がる ・お金がないと、学力も下がる |
貧困は誰のせい?
自己肯定感が低い
親が貧困だった場合、子供も貧困になる確率が上がるのは分かったかと思います。
では、なぜ?貧困が連鎖するのでしょうか?
それは、脳の仕組みから、ひも解く事ができます。
貧困は、「自己肯定感の低さ」が一番の要因です。つまり、愛着の課題であるのです。
・親が子供に対して支配的であり、過剰に他人の目を気にする。 ・すぐにキレル ・感情のコントロールが出来ていない |
などの兆候がある母親は、愛着に問題をかかえています。
幼少期の時に
「自分は愛されなかった・・・」
と感じてしまい、「自己肯定感」を育てられずに大人になった人なのです。
このような人は、常に「さみしい」と思っていて、人を信頼していない傾向にあるので、家族を維持していく事が困難です。
不倫を繰り返してしまい、離婚になる可能性も高くなります・・・
シングルマザーの人は、暴力をふるう男性を選んでしまったり、不倫を繰り返す男性を選んでしまう事が統計的にあります。
自己肯定感が低い女性は、「私は必要とされている」と感じたいのです。
人に必要とされるためには、自分よりもレベルの低い男性、問題があり、自立していない男性を求めます。
そして、自立出来ていない男性と家庭を持ち、やがて家庭が破綻していきます。
シングルマザーとなり、子供をそだてる時間を取ると、仕事をする時間が持てないため、徐々に貧困化していきます。
この問題に対する答えは、シングルマザーに子供を産んだら、1000万渡せばいいのです。
それだけあれば、貧困の問題は解決します。
しかし、現実的には、シングルマザーへの国の支援は少なく、問題が放置されています。
この辺りも、政治的な課題なのです。
・自己肯定感の低さが原因 ・愛着障害の親に育てられている ・自我の成長していない男性を選ぶ |
自分を過小評価する
貧困の原因とは
精神を病んでいる両親に育てられた場合、「自我」がきちんと育っていない状態で、大人になってしまいます。
HSPの問題なども、この両親が原因です。
見た目は大人ですが、精神は子供。実は、昭和の教育はこの「アダルトチルドレン」である大人によって行われてきました。この「アダルトチルドレン」を親に持ってしまうと、かなりの確率で子供が「うつ病」「貧困」などを発症します。
昭和の教育の特徴は
・ほめない(自己肯定感を下げる) ・強制させる(自信の喪失) ・体罰(信頼感をなくす) |
このような教育は、子供の精神を著しく崩壊させていきます。
過度な個人主義となり、精神的な孤立を生み出す原因は、この3つに集約されると言えます。
自我の獲得が大事
貧困は「精神病」
アダルトチルドレンは、自我の確立に失敗しているので、精神が安定していません。さらに、「自我を成長させる」という大事な方法を知りません。
知らないのだから、もちろん、子供に教える事ができません。
こうやって「愛情」を知らない大人が、大量生産されてきました。この大量生産型の大人が今の社会では40~50代になっています。
もし、今、自分が貧困であると感じるなら、それは、親にルーツがあると思ってください。
自我が成長していない人は、きちんと働く事が困難になります。
すると、必然的に、「貧困」になりやすくなるのです。
汚いアパートに住んでいる人をみれば分かります。多くの人は「目に覇気がなくうつろ」です。
これは、自己肯定感が低いために、脅迫的に「自分はできない」と思っているのです。
つまり、貧困とは、「自分はダメだ」と思い込んでしまう「精神の病気」なのです。
貧困のが親から子供に引き継がれてしまうのは、
愛のない親に育てられてしまうと、子供も「愛のない大人」になってしまい、「自尊心が低い状態」から抜け出せなくなってしまうからです。
何を改革したらいいか?
自己肯定感を高める
本当に大事なのは、幼少期に「愛着」をしっかりと形成する。
という部分です。
そして、愛着がしっかりと形成されていない大人は、「自己肯定感」「自尊心」をしっかりと獲得しなおす。
という事をしてください。
これを国をあげて取り組まない限り、問題は解決しません。
愛着障害をへらし、「自己肯定感」を高めていけば、貧困の問題は解決します。
なぜなら「私には可能性がある」と思い、�学ぶ意欲を持てば、「自ら行動する力」「勇気」「他人を怖がるのではなく、信じる力」があふれてくるからです。
図書館に行けば、無料で本が読めます。本を読み、知識を得て、行動をおこせば、必ず現状が変わります。絶望している人は「強迫的に精神が病んでいる」という状況であり、薬物治療をしても意味がありません。
地域のコミュニティ
安心は、まず他人から
「自己肯定感」を高めるには、コミュニティが必要です。
安心感は、母親からあたえられ、徐々に自分の中に形成する。というステップを通して「愛」を学びます。
唯一の方法ではありませんが、自己肯定感を高めるには、他人の支援も必要なのです。
地域社会の人と会話をする機会をもつ事は、コミュニティーに参加をすることで、安心感も得られます。
「地縁」を自ら作ることで、心はより安定するのです。
「安心して、ここに居てよい」
という感情が育つ事で、自分を信用できるようになります。
家族のような強すぎるちからではなく、弱い繋がりを作る事が、実は生きるちからなのです。
他人を通じて、自分を知ってください。
自分を好きなってください。
自分を信用できるようになると、他人を信用できるようになってきます。
そして、人とかかわるなかで、自分の役割を探していき、自分にしかできない役割を見つけていくのです。
自分にしかできないとは、能力の事ではありません
「あなたが、ここに居てくれて嬉しい」 「あなたが、居るだけで、わたしは、とても嬉しい」 |
と
ひとから言われたとき、どうでしょうか?
ふわっとした感情が沸くと思います。安心できると思います。
この気持ちを常にいだくのが、目標です。これが「安心感」なのです。自分を信じる心ができれば、必ず行動に移していけるのです。
個人の内側を強くする事が、強い日本を作る第一歩ではないでしょうか?
まとめ
人間には無限の可能性がある
ひとには、無限の可能性があり、どんな困難でも、必ず解決方法があります。
簡単にあきらめてしまうのは、卑怯です。
そして、卑怯な人は、他人や親のせいにして、自らの問題から逃げてしまいます。
全ては心の問題なのです。
どう考えるか?どう思うのか?によって、全ては決まります。
もちろん、あきらめても良いです。
選択するのは、あなたであり、私が強制する事ではありません。しかし、本当に、自分を変えたいと思うなら、情報をあつめ、自ら行動をしてください。
あなた以上に、あなたの事を心配している人はいないのだから。
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何回勉強したらいいのか?
貧困の問題は、精神の問題であり、目に見えない「こころ」の問題です。
これを解決せずして、日本の教育を云々と言っても出口がないよに思います。みなさんは、どうおもいましたか?ぜひ教えてください。